No.2 中小企業白書にみる開業・廃業・倒産動向 2006.05.23
中小企業白書は、毎年5月に経済産業省から発行されるもので、国の中小企業政策や中小企業を取り巻く動向、実態について、まとめられているものです。
書店でも販売されていますし、経済産業省のホームページでも公開されています。
2006年の白書をみると、開業率と廃業率に関することが書かれています。細かなデータは、白書を参照していただくとします。データは4年ごとに取られており、最新データが01年〜04年になります。
順調に成長してきた日本経済の中にあって、開業率>廃業率が当たり前の時代は1990年代半ばに終焉を向かえ、開業率<廃業率の時代が続いています。
最新データの01年〜04年においては、若干開業率が上向きになっていることが、明るい兆しであるとかかれていますが、依然として、廃業率6.4%、開業率4.2%(事業所数ベース)と廃業する企業が多いことが伺えます。
廃業率が増える一方で、倒産件数は減少傾向にあります。
2001年の19,164件をピークに低下を続けてきており、2005年には12,998件と大きく減少、バブル崩壊後の最低水準となっています。
しかし、この数値は(株)東京商工リサーチの統計をもとに算出しており、法的用語ではなく、通俗的に用いられるものであるとしています。
確かに全体的には減少傾向にあるようですが、2005年度の破産件数、年度過去最多の6,677件になっているという実態もあるようです。
つまり、この数字だけ見て、景気が良くなったか!と安心はしていられないということです。
資金繰り悪化は、早めの経営改善への取り組みが肝心です!
第一歩を早めに、ご相談下さい。
岡原 慶高